代理出産

肯定側第二反駁

まず、肯定側 否定側ともに代理出産には小さなリスクがあることを認めています。

次に、否定側のスタンスは「幸福になるために他人を不幸にしてはならない」ので依頼者に発生するリスクは問題ありません。

それでは、個々の論点を比較し、まとめていきます。まず否定側から見ていきます。

否定側で問題になっているのはホストマザーへの負担のみです。 まず、否定側第2反駁で減退手術について肯定側の示した方法が安全か解らないと言われました。しかし、肯定側1反の通り500例も行い成功している、つまり、実際に実績を上げている方法なので安全です。

また、同じく否定側第二反駁で子宮外妊娠が起こることや体外受精を何度も繰り返さなければならないことなど、ゼロには出来ない医療のリスクを押しつけることがダメだと言いました。しかし、まず、肯定側第一反駁でも述べたように、どんな医療でもそうですが、リスクをゼロにすることはできません。どんな薬でも副作用はあります。そして、今でも生体肝移植など他人を危険にさらす医療は行われています。

つまり、他人を危険にさらす医療は、代理出産だけの固有のことではありません。

次に肯定側です。

肯定側で問題になっているのは、「親族間なら代理母にショックはないのか」ということと、「代理出産にかかる費用は安くなるのか」ということの2点です。

1点目の親族間ならば代理母にショックはないということについては、肯定側第1反駁でも述べたとおり子供のそばにいることができるのでショックは受けません。また否定側第2反駁で育てることが出来ないと言われました。しかし、近くにいるので世話をしたりして育てることも出来ます。よって代理母は充実感を味わうことができるでしょう。

2点目の費用については否定側第2反駁でどれほど安くなるのか解らないと言われました。しかし、肯定側は少しでも安くなって、出来るだけ多くの人が代理出産を行えるようになることが重要だと言っているのです。そして日本で行えば立論のように確実に安くなり、代理出産を行える人は増えます。

よって肯定側立論の通り実子を持つ権利が守られるのです。

最後に重要性と深刻性を比較します。

重要性は「出産する権利、つまり実子を持つ権利を守る」、深刻性は「他人にリスクを負わせ、不幸にする」ということでした。

肯定側立論の重要性でも述べた通り依頼者が少数派であればこそ周りの多数派が協力し守るべきです。色々な協力方法がありますがこの協力方法の一つが代理母です。

まず、否定側の言うとおり、代理出産がとても危険なものだったとします。つまり、代理出産は、最悪の場合、死んでしまうかも知れないという主張です。しかし、その行為によって、依頼者は幸福になることが出来ます。そして、人を幸福にすることは、その人にとっても幸せなことです。つまり、依頼者を幸福にすることは、代理母にとっても幸福なことではないのでしょうか。また、逆に否定してしまえば代理母は自分の善意を否定されるのですから不幸になるでしょう。

つまり議論をまとめると、否定側は代理母に既に分かっているリスクがかかること自体が問題だと言っているわけです。よってそのリスクを加味した上で、代理出産をやりたいといっている代理母、依頼者が幸福になる肯定側の主張のほうが勝っています。

そして、そのリスクというのも、今まで肯定側が述べたように、とても小さく、まず、死ぬというような危険にさらされることはありません。

よって肯定側はプランの導入を主張します

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ルール

以下の文字数をルールとしてオンラインディベートは行われています。

肯定側立論 : 2400文字以内。段落は120以内
否定側質疑 : 100文字以内の質問を5つ以内
肯定側応答 : 質問1つにつき、100文字以内で回答
否定側立論 : 2400文字以内。段落は120以内
肯定側質疑 : 100文字以内の質問を5つ以内
否定側応答 : 質問1つにつき、100文字以内で回答
否定側第一反駁 : 1600文字以内。段落は80以内
肯定側第一反駁 : 1600文字以内。段落は80以内
否定側第二反駁 : 1600文字以内。段落は80以内
肯定側第二反駁 : 1600文字以内。段落は80以内

詳しくは、はじめにをご覧下さい。

 
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