代理出産

否定側第二反駁

否定側の議論をまとめながら再反駁します。

代理出産では体外受精を行わなければなりません。そのために卵子を採卵するので、 卵子提供者である母親は排卵誘発剤を使用します。しかし、排卵誘発剤を使うことで OHSSという重い副作用を引き起こす危険性があります。

このOHSSについて肯定側はリスクが減ってきているといわれましたが、リスクが なくなるといっているわけではありません。減ってきているといっているだけです。 よって、リスクは絶対にあります。

OHSSには、卵巣が腫れ上がる、脳梗塞を起こす等の副作用があり、死に到る危険 性もあります。

ホストマザーにもリスクがあります。体外受精によって、多胎妊娠や子宮外妊娠を引 き起こす危険性があるのです。

多胎妊娠になると減退手術を行います。肯定側は、減退手術は否定側立論の手法とは 違うものを使っているといわれました。しかし、その方法が安全なものなのかどうか 分かりません。肯定側もいわれている通り医療についてのリスクは0にはできませ ん。よっていずれにせよ、リスクはあります。

子宮外妊娠も非常に危険です。

しかも、体外受精の出生率が十五%前後と低いことから6~7回もこの過程を繰り返さ なければなりません。よって、卵子提供者である母親、代理母であるホストマザーに は精神的、肉体的に負担となり、代理出産は大変危険です。これらの危険性はすべて 否定側立論で証明されています。

深刻性で述べたとおり、代理出産は卵子提供者である母親だけでなく、第三者の女性 ホストマザーにまで生命のリスクを押し付けることになります。肯定側が言われてい るとおりゼロにはできないリスクを他人に押し付けることが問題なのです。

肯定側の議論をまとめながら、再反駁をしていきます。

メリットの発生過程は大きく分けて2点です。1点目は親族間であること、2点目は 費用が安くなるということです。では1点目の親族間から見ていきましょう。否定側 が先ほど子供が身近にいることで逆にショックを受けるといったところ、否定側から それは証明がないといわれましたが、2点反駁します。

1点目。ショックが小さくなるということを肯定側は証明していません。

2点目。自分が産んだ子供を育てたいと思う、それが母性なのです。これは当然ホス トマザーにも生じます。その育てたい子供が身近にいるのに育てることができない。 このことがホストマザーにとって苦痛です。

2点目の費用が安くなるという点に反駁していきます。肯定側は現状では海外での代 理出産には多額のお金がかかる。しかし、プラン後は日本で行えるようになるのでか かるお金が安くなるといわれました。

保険が利かないので、どれくらい安くなるのか分かりません。よって、プラン後どれ ほど容易に代理出産がおこなえるようになるのか分かりません。

肯定側のプランは新たな差別を生み出してしまうというと、肯定側は親族間であれば トラブルが解消されるという正当な理由があるからこのプランは差別ではなく区別だ といいました。

否定側が発生過程Aに再反駁したように親族間だからといってショックが小さくなる わけではありません。母性は当然ホストマザーにも生じます。親族間だからといって トラブルが回避できるかどうかは分かりません。肯定側のプランではトラブルを防ぐ ことができないのでホストマザーになれる女性が親族にいる人という限られた人だけ が代理出産代理出産できるプランはやはり差別を生じます。

否定側のスタンスとして「幸福になるために他人を不幸にしてはならない」というこ とを提示します。

プランを導入するとホストマザーがリスクを押し付けられ、死ぬことすらあります。 正当な理由のない差別に苦しむ人がいます。不幸になる人がいます。 一方、どの程度代理出産が容易になるのかわかりません。 幸福になるかどうかわからないのに他人を不幸にするプランを導入してはなりませ ん。

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ディベートって何?

ディベートって何?そういう方は、ディベートとはを一度、ご覧下さい。ディベートとは、では親しみやすい論題を用い、解説を交え、実際の試合を通して分かりやすくディベートについて解説しています。

ディベートとは、を見るのに、かかる時間はわずか30分です。このページを見るのは、それからでも遅くありませんし、それからのほうが、ディベートがあなたの目にずっと楽しく映ることでしょう。

ルール

以下の文字数をルールとしてオンラインディベートは行われています。

肯定側立論 : 2400文字以内。段落は120以内
否定側質疑 : 100文字以内の質問を5つ以内
肯定側応答 : 質問1つにつき、100文字以内で回答
否定側立論 : 2400文字以内。段落は120以内
肯定側質疑 : 100文字以内の質問を5つ以内
否定側応答 : 質問1つにつき、100文字以内で回答
否定側第一反駁 : 1600文字以内。段落は80以内
肯定側第一反駁 : 1600文字以内。段落は80以内
否定側第二反駁 : 1600文字以内。段落は80以内
肯定側第二反駁 : 1600文字以内。段落は80以内

詳しくは、はじめにをご覧下さい。

 
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